CFDの手数料
CFDアカウント開設は通常無料であることが多いですが以下のような場合には追加料金が発生する可能性があります。
- スプレッドやリアルタイムの価格表示
- アドオンなどをトレーディングプラットフォームで利用
- 所定の回数を超えた場合の入出金
これらのケースでは追加でコストが発生する可能性があるので注意が必要です。
レバレッジ
トレード費用やコストに加え、レバレッジはCFDブローカーの比較において重要な要素となります。レバレッジにより、自分のCFD口座の残高よりも多くの金額で取引することが可能です。投資対象となった証拠金へのレバレッジを、段階的に引き上げるブローカーも存在します。
CFDの上級トレーダーに高いレバレッジは魅力で、CFDブローカー比較においてレバレッジは重要な項目です。しかし高いレバレッジがすべての取引にとって適切な訳ではないので注意しましょう。
アカウント形式
ブローカーの多くが初心者、上級、VIP向けなどのレベルに特化したアカウントを提供するようになってきています。多くの場合、それは入金限度額などにより区別されますが、サポートやプラットフォームなどは共通であることが多いようです。また、トレーディング活動の規模もアカウント種類により違ってきます。まず初心者向けアカウントから開設し、トレーディング規模に応じて別のアカウントにアップグレードするという流れになります。より高レベルのアカウントに、開設後すぐにアップグレードを申し込むことも可能な場合が多くなっています。
ブローカーの選択に際し、以下の質問を考慮してみることが重要です。それぞれのアカウントで得られるサービスはどのようなものか。それぞれのアカウントはどこがどう違うのか。ビジネスアカウントは提供されているか。などの比較軸でブローカーを評価するようにしましょう。
プラットフォーム
トレードで成功するためには、適切なプラットフォームの選択が重要です。直感的なインターフェイスで操作も簡単なプラットフォームが、よくできたプラットフォームです。特別に開発されたソフトウェアが用意されていることも多く、ブローカーによってはMetaTrader 4のような既存のプラットフォームの利用を可能にしているところもあります。
プラットフォームの構造も重要で、インターフェイスがカスタマイズできるものは特に有用です。トレーディングのプラットフォームを比較する際、提供されているテクニカル指標とトレードのシステムに着目すべきと言えます。戦略を立てるに際し、テクニカル指標は欠かせません。プラットフォームでサポートがオファーされていればいるほど、よりフォーカスされたトレードが可能です。
いつでもフレキシブルに利用できる、出先でもトレードできるという機能も不可欠なものになってきています。スマホやタブレット用のアプリは、使い方も簡単で高度に設計されたものになっています。価格やチャートをすぐに確認できるようになっている明確な構造も特に有用です。
ユーザビリティ
CFDブローカーを比較する際、ウェブサイト全体が日本語などの十分に理解できる言語で提供されているかどうかをまずチェックしましょう。英語版のウェブサイトのみを提供しているに見えるブローカーでも、日本語設定が可能なことがあります。翻訳が完全にされていること、また、理解しやすいものになっているかについてもご確認ください。
その他に重要な要素はナビゲーションです。ウェブサイトは理路整然と、辿り着きたい情報にすぐに辿り着けるようになっていることが望まれます。CFDブローカーに関するすべてが瞬時に閲覧できる「ワンクリック」ナビゲーションは特に人気です。連絡方法、コストの試算、手数料、オファー、アカウント形式、利用規約、その他のブローカーに関する情報や、よくある質問コーナーなども含め、ブローカーのウェブサイトは情報にすぐアクセスできるようになっていることが肝要です。
カスタマーサポート
トレード中に、支払い方法に関する問い合わせの必要性や、トレーディングプラットフォームの不具合などが生じることがあります。ブローカーを選択する際、連絡方法やブローカーのカスタマーサービスの質を、当サイトでは重視しています。多くのブローカーがライブチャットを提供しており、ホットラインやメール、連絡フォームなどによる連絡も可能であることが多くなっています。いずれの場合でも、スタッフへの連絡は無料で行うことが可能であるべきです。
また、サポートチームの多言語対応も重要です。サポートチームは英語のみ対応ということが多いですが、その他の言語にも対応していることがあります。また、ブローカーによってはVIPサービスを提供しているところもあります。アカウントの種類やステータスに応じて、ブローカーによっては専属のアカウントマネジャーを提供しているところもあります。
CFDブローカーの入出金方法
CFD取引を始める前に証拠金をCFD口座へ入金しなければなりません。また、利益が出たらそれを銀行口座に引き出すことになります。したがって、支払い方法についても考慮することが重要です。
FXブローカーのほとんどがクレジットカード、銀行振込、NetellerやSkrillといったオンライン決済に対応しています。決済が簡単で時間もかからないことから、クレジットカードは今でも人気のある支払い方法です。銀行振込は非常に安全ですが、処理には数日を要することもあります。多くのブローカーが迅速に決済できる支払い方法として人気のSkrillやNeteller、PeyPal(ペイパル)などのオンライン決済サービスによる出入金に対応しています。
またCFDブローカーを選択する際、手数料や出入金限度額などを考慮することも重要です。全額支払いが唯一のオプションということもあり得ます。また、ブローカーによっては月当たりの引出限度額が決まっており、その他の決済に関しては手数料が生じることもあります。支払い方法に関するリサーチを徹底することが重要です。また、入金のあった支払い方法にのみ引き出し可能というブローカーも多くなっています。
ベストオファー
多くのブローカーが追加でトレーディング指導、教材などをオファーしています。「初心者向けベストCFDブローカー」賞の付与に値するのは、高度に開発の進んだ指導教材を提供しているブローカーのみです。経験豊富なトレーダーでも、ウェビナーや動画チュートリアルなどが役に立つことがあります。セミナーを展開しているブローカーもある中、ヒントの記載されたブログのみのブローカーからトレーディング・アカデミーまで擁するブローカーまで様々です。経済指標カレンダーや市場リサーチツールなどの有用なオファーもあります。
規制と入金保証
どのような規制を受けているかや入金した分への保証は重要な項目ですが、有名なCFDブローカーでもこの部分が確実ではないことがあります。CFD詐欺の可能性を完全に否定することはできませんが、万が一の保証を提供するための認可を受けているブローカーなら安心です。しかるべき団体により、ブローカーの活動内容は定期的にチェックされています。
ブローカーが規制を受けているかどうか、ブローカーのウェブサイトに記載の規制団体に直接問い合わせ、認定番号や株式市場の登録番号などをチェックします。また、入金保証額に対する補償に関する情報についても調査することをお勧めします。これにより一定額まで倒産時に資産が確保されるため、お客様の資金への追加保護となります。
個人データの観点でCFD詐欺に懸念がある場合はこれ以外にもチェックが必要になることも考えられます。ブローカー比較では、データ転送が常時暗号化されていることをご確認ください。また、セキュアなパスワードを選択することもご自身のデータセキュリティを高めることにつながります。
アワード
ブローカーを選択する際、ブローカーがメディアでどのように評価されているかも参考になります。フォーラムは反面、あまり信用できる情報源ではありません。大きな利益が出た分が肯定的な意見として投稿され、自分のミスをブローカーに対する不満として否定的な投稿として表明することなどがあるためです。
古くから金融業界にあり、有名なブローカーの中には、メディアで「ベストCFDブローカー」としてアワードを受賞することも多くあります。また、ウェブサイト上にメディア記事へのリンクを張っているブローカーも多々あります。そのブローカーがどのような評価を受けているか、どのようなアワードを受賞しているかなどを知る機会してご活用ください。
過去に「ベストCFDブローカー」賞を受賞していても、最近のアワードの受賞歴をチェックする価値は十分にあります。こうしたアワードは、顧客との信頼を築くために非常に重要です。様々な雑誌がブローカーをテストし、CFDトレーディングにおけるブローカーの業績として年次アワードを授与しています。プラットフォーム、ブローカーサポート、セキュリティなども定期的に精査されています。アワードはブローカーの評価にとても参考になります。通常、ブローカーのウェブサイトに受賞したアワードがリストされていることが多くなっています。
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